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バニクル 猫Life


チンチラ&メインクーン&MIX猫との日々
by banikuru
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また逢う日まで

10/24(火) 夜 実家の母からTELあり。










レイが亡くなったとのこと。
また逢う日まで_e0053901_23354217.jpg


原因は不明。

その日の夕方母が帰宅後、レイは母からご飯をもらい食べてそのまま玄関から外に出たという。
数分後、玄関から近所のおばさんの声が聞こえた。
”お宅の猫ちゃん、道路で倒れてますよ”
あわてて母が玄関から飛び出すと道路に倒れているレイがいたそうだ。
抱きかかえてるとまだ体は温かかったけど、既に心肺停止状態。

母はどうすることも出来ず・・・

夜、私に電話してきたときも母はまだ動揺しており、お互い言葉にならなかった。

電話を切った後、私はただ泣いていたと思う。

大好きなレイ、本当に大好きなレイ。

私にバニラや胡桃と出逢うきっかけをくれたレイ。


レイとの出逢いは、1996年9月。

その年の夏大阪に住んでいた妹から、一緒に暮らせなくなったからと1匹の猫を実家につれて来た。
チンチラシルバーの男の子 名前はアトム 生後3ヶ月くらい。
そのアトムを怪我からくる化膿が原因で、目の前で看取ってからものすごく後悔した8月。

9月、たまたま高松市に遊びに行ってそろそろ新居浜に帰ろうかと言う夕方、何を思ったかのか突然”チンチラシルバーの子猫が欲しい!”
そこからタウンページのペットショップの欄にある名前を片っ端から電話して尋ねた。
がすでにシーズンが終わってるとの事で、中々見つからない。
それでもあきらめきれずにフラフラと街中を車で走っていたら、あった。
こじんまりしたペットショップ。 
販売は犬がメインなんだけどペルシャ猫が好きで自家繁殖しているというオーナーから手渡された子猫。
それがレイだった。
このとき既に生後4か月頃、4人兄弟の最後の一匹だった。
衝動買いの如く、レイを譲ってもらい車に載せる。
当然キャーリーバッグなんか持って来てないので、そのまま私の膝の上に乗せて自宅へ帰る。
道中ずっと私の膝の上で、丸くなって眠る子猫。
正直びっくりした。

その当時自宅には3匹のペルシャ猫がいた。
いずれも父親が飲み屋のお姉さんから”飼えなくなったから”ともらってきた猫。
性格はペルシャ猫らしくプライドが高く決して人間に甘えたりしない。
だからわたしは猫ってそういうもんだと思っていたのに、レイは違った。
人間大好き!な猫だった。
また逢う日まで_e0053901_23363180.jpg
我が家に来て2ヶ月ごろのレイ

自宅に連れて帰った時、母親は半分怒って半分喜んだ。
それからずっとレイは私の家族だけでなく、家の前を通る通行人にも愛想を振りまいていた。

やがて私が結婚し、出産後しばらくして落ち着いたのでレイを松山の自宅へ引き取りたいと母に言ったら母は反対していた。

1つは自分が寂しくなるから
2つ目はレイに腫瘍が見つかったから。
レイを引き取りたいと言った2ヶ月前、母はレイの顎下に腫れ物があると気がついたという。
検査の結果、悪性の腫瘍で今後転移もあると。
腫瘍摘出手術後、私が面倒見るからと言ったが、母は”環境を変えずにこのまま自宅で暮らしたほうが良い”という。

それでもとりあえず一回松山に連れて行ってみて良い?とお試しで連れてきてみたけど、やっぱりだめだった。
結局レイは実家に戻し、私は新しい猫を探すことにした。
1ヵ月後バニラがやってきて、それから6ヵ月後胡桃が我が家の家族になった。

レイが亡くなった次の日、私は午前中仕事を休んでレイがいる実家に帰った。
こんなことなら前の週、夫の実家に西条祭りで帰った時、無理やりでもレイに逢う為に実家に帰ればよかったとか、いろんな思いをしながら高速道路を走っていた。

実家に到着したけど車から降りられない。
レイに逢うのが怖かった。
もう名前を呼んでも鳴きながら走ってこないレイを認めるのが怖かった。
冷たくなって息をしていないレイと対面するのが怖かった。

家に上がると既に妹が帰っていた。
お互い顔を見れない。

そのままレイの眠っている母の部屋へと行く。
部屋に入るとレイは眠っていた。
本当に眠ってるみたいだった。
体が冷たいことが信じられなかった。
どのくらい泣いていたかわからなかったけど、気がつくと妹が傍にいた。
二人でポツリポツリ、レイの想い出話をする。また涙が出てくる。

実家からどういう風に仕事場へ向かったかは覚えていない。
ただ泣きすぎてしばらくの間目が腫れていたのは確か・・・

今でもレイを思い出すと涙が止まりません。
特にバニラの後姿を見るとだめです・・・

レイへ
あの日私と出逢ってからあなたは幸せだった?
私はとても幸せだったよ
猫と暮らすことの素晴らしさをたくさん教えてくれたよね ありがとう。
バニラや胡桃と知り合うきっかけをつくってくれてありがとう。
レイのおかげでわたしは猫が大好きになったよ、ありがとう。
もし生まれ変わったら、また家の猫になってくれる?
その時は今度こそ最後まであなたを見届けるから。
途中であなたと離れたりしないから。
待ってるから、ちゃんと待ってるから。
また逢える日を信じて・・・
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自宅門柱上にて桜をバックにくつろぐレイ
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屋根の上で毛づくろいするレイ
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実家のソファの上で
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私に撫でられて気持ちよさそうなレイ

レイ、本当にありがとう、ずっと大好きだよ
by banikuru | 2006-11-03 23:51 |
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